
高配当株投資をやってみたいけど、優良銘柄の選定方法がわかりません。
このような悩みに対して記事を書きました。
この記事を読んで分かること
- (リベシティ流)高配当株投資に欠かせない「おすすめ銘柄分析方法」
こんにちは、高配当株投資に関心のある皆さま
わたしは、サイドFIRE達成を目標に資産形成に励む「ひでお」です。
わたしは2020年より本格的に資産形成を始め、資産も2,000万円を達成しました。
今年に入ってから、お金の勉強・実践コミュニティ「リベシティ」にも入会し、高配当株投資も行っています。

引用元:リベシティHP
高配当株投資は、配当金という不労所得をゲットできる魅力があります。
反面、リスクも高い投資方法なので、高配当株投資を行うなら優良銘柄の選定は必須です。

優良銘柄を選定しないと大損するリスクがあります。
今回は、リベシティで学んだ方法を参考に、高配当優良銘柄(日本株個別株)を選定する方法を解説していきます。
高配当株投資の魅力や始め方については、こちらの記事でどうぞ
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(リベシティ流)高配当株投資で欠かせない「おすすめ銘柄選定方法」
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(リベシティ流)高配当株投資に欠かせない「おすすめ銘柄選定方法」
それでは早速、リベシティで学んだ、高配当株投資に欠かせない「おすすめ銘柄選定方法」をお知らせします。
参考にしたリベシティの動画はこちらです。

この動画は神動画なので、保存して何度も見返してください。
わたしも今でも時々チェックしています。
おすすめ銘柄分析方法
財務分析によって「優良な高配当銘柄」を選定する。
ずばり財務分析こそが「優良銘柄」と「罠銘柄」を見極める重要ポイントになります。
もちろん、財務分析でわかるのは過去のデータですが、財務分析を行うことで「経営の安定性」「業績の健全性」がわかり、罠銘柄をつかむ危険性をかなり下げることができます。

つまり、美味しい魚の釣り方が分かる内容となっています。
自分で銘柄分析ができるようになると、どんどんお宝を発掘していけますよ。
具体的には、「IR BANK」で、次の8項目を分析していきます。

IR BANKは企業の情報が一括して見られる、超重要ツールです。
無料で使えるのでおすすめです。
財務分析8項目
- 売上高:増加傾向
- EPS(一株利益):増加傾向
- 営業利益率:10%以上
- 自己資本比率:40%以上
- 営業活動によるCF:毎年黒字、増加傾向
- 現金等:長期的に増加傾向
- 一株あたり配当金:配当金の安定性・成長性
- 配当性向:30〜50%

言葉だけ見ると難しく感じますが、項目の意味を考えると、なるほど!と思うことばかりです。
銘柄分析指標1:売上高
売上高は企業の経済活動の源泉なので、重要です。
売上がないと利益も発生しません。
この売上高でチェックするポイントは次のとおりです。
ポイント
- 長期的に見て増加傾向
- 業績が安定しているか
売上高が年々、増加しているということは企業が成長しているということです。
必ず毎年増加している必要はありませんが、長い目で見て増加傾向ならOKです。
銘柄分析指標2:EPS(一株あたり利益)
EPS(一株あたり利益)もとても大切です。
EPSとは、当期純利益(売上高から経費などを差し引いて最終残った利益)を発行株式数で割って計算します。
つまり、当期純利益と同様の意味となり、株式投資における最重要項目です。
※厳密には、EPSは一株あたりの収益性を示す指標ですが、イメージしにくい場合は当期純利益と同様の意味だと考えてください。

売上高があっても最終残る利益がないと経営がやばいですしね。
EPSでチェックするポイントは以下のとおりです。
ポイント
長期的に見て増加傾向
EPS(一株あたり純利益)が増加傾向なら、順調に利益が積み上がっている会社なので、会社経営は万全です。
売上高同様、毎年必ず増加している必要はありませんが、長期的に増加傾向であることが大切です。

当期純利益が増加していると、会社経営が安定して成長していることなので安心して投資しやすくなりますね。
銘柄分析指標3:営業利益率
営業利益率は、企業の収益性を示す指標です。
具体的に、営業利益率とは、売上のうち営業利益(本業利益)が占める割合のことです。
つまり、営業利益率が高いということは、収益性の高い企業だということです。
営業利益率でチェックするポイントは次のとおりです。
ポイント
10%以上

営業利益率が10%以上あると、かなり収益性が高い企業なので、今後の成長が期待できますね。
銘柄分析指標4:自己資本比率
自己資本比率は、企業の安全性を示す指標です。
具体的には、企業の総資本のうち借入などでない自己資本が占める割合のことです。
つまり、自己資本比率が高いということは、借金が少なくて潰れにくい会社だということです
自己資本比率でチェックするポイントは次のとおりです。
ポイント
- 40%以上:合格ライン
- 60%以上:かなり安心
- 80%以上:超優秀
この自己資本比率は業種によっても異なりますが、個人的には40%だとやや不安なので、最低でも60%以上ある企業を選ぶ方がいいと思います。

ただ、そのほかの指標(売上高、EPS、営業利益率など)がとても優秀で自己資本比率だけが40%程度の場合は、わたしは候補に加えています。
銘柄分析指標5:営業活動によるCF(キャッシュフロー)
営業活動によるCF(キャッシュフロー)は、企業の安定性を示す指標です。
営業活動によるCFで、企業の経営によってどれだけ現金が増減したのかがわかります。
つまり、営業活動によるCFが
- 黒字だと企業の現金が増えたこと、赤字だと現金が減ったということになります。
この営業活動によるCFでチェックするポイントは次のとおりです。
ポイント
- 毎年黒字
- 長期的に増加傾向
つまり、毎年、懐の現金が増え続けている企業は、経営が安定しているので、安心して投資しやすくなります。

リベシティの基準では、過去10年以内に一度でもマイナスを出した銘柄は投資対象から外すとのことです。
銘柄分析指標6:現金等
現金等は、企業の安定性・安全性を示す指標です。
現金等とは、現金や有価証券などの現金同等物のことで、企業がどれだけ現金を保有しているのかを示します。
つまり、現金等が潤沢にあると業績が安定している目安となります。
この現金等でチェックするポイントは次のとおりです。
ポイント
長期的に増加傾向
現金を豊富に持っており、増加傾向にある企業は様々なメリットがあります。
- 不景気に強い
- 事業・設備投資も積極的にできる
- 配当・自社株買いなど、株主還元も期待できる

特に株主還元は、株価が上がるカタリストにもなるので、要・チェックです。
銘柄分析指標7:一株あたり配当金
一株あたり配当金は、どれだけ配当金がもらえるのかを示します。
つまり、高配当株投資において、最重要クラスの指標です。
高配当株投資において、やっぱり一番重要なのは、いくら配当金がもらえるのかでしょう。
これまでの指標は、配当金を出す企業の経営面だったり財源だったりと、配当金の原資を確かめるものでした。
でも、一株あたり配当金は、企業がどれだけ株主還元を行なってくれるのか、つまり株主がどれだけ果実が手に入れることができるのか示す重要ポイントです。
この一株あたり配当金でチェックするポイントは次のとおりです。
ポイント
- 配当金の安定性
- 配当金の成長性
「配当金の安定性」で確認したいのは
配当金が頻繁に減配されたり無配にならず、安定して配当が出されているかの推移です。
この配当金の推移を確認しておくと、企業の株主還元の姿勢が分かります。
理想は、不況時など状況が悪い時でも減配などなく安定した配当を出している企業で、こういった企業だと安心して投資を継続できます。
「配当金の成長性」で確認したいのは
配当金が長期的に増配(増額)されているかどうかです。

配当金が減ったりなくなったりしないことだけでなく、増配されている企業だと尚良いですよね。
銘柄分析指標8:配当性向
配当性向は、企業の利益のうちどれだけの割合を配当に捻出するかを示す指標です。
配当性向の割合で、企業が配当を無理して捻出していないかが分かります。
いくら配当金が多くても、企業が利益のほとんどを配当に使って無理しているようだといつまでも無理は続きません。
つまり、配当性向が高すぎる企業は、そのうち減配や無配になる危険性があるということです。
また、今後の成長が見込める企業は、手元に残ったお金を設備投資など将来への成長に投資していることが多く、配当にお金を使いすぎると企業としての今後の成長も見込めなくなります。
この配当性向でチェックするポイントは次のとおりです。
ポイント
- 30%以内:増配の余地あり(チャンス)
- 30〜50%:健全
- 70%以上:高すぎる(危険)
つまり配当性向が30〜50%だと適切な割合(無理をしていない)での配当となりますが、70%を超えているような企業だと警戒をしておいた方が無難です。
わたし個人の感覚ですが、反対に配当性向が低い企業だと増配され株価も上がるカタリストになりうると考えています。
高配当株投資の目的は、優良銘柄を長期で保有し、安定的に配当をもらうことなのですが、同時にキャピタルゲインを狙える要素でもあることを認識しておきましょう。
まとめ
今回の記事をまとめます。
お金の勉強・実践コミュニティ「リベシティ」に入会し学んだ、高配当株投資における優良銘柄の選定方法は以下のとおりです。
財務分析8項目
- 売上高:増加傾向
- EPS(一株利益):増加傾向
- 営業利益率:10%以上
- 自己資本比率:40%以上
- 営業活動によるCF:毎年黒字、増加傾向
- 現金等:長期的に増加傾向
- 一株あたり配当金:配当金の安定性・成長性
- 配当性向:30〜50%
銘柄分析におすすめツール
最初は銘柄分析は時間もかかるかもしれませんが、慣れてくると機械的に指標を見ていけるようになります。
また、わたしが実際に銘柄分析をやってみて思うことは、8つの項目は総合的に見ていく必要があるということです。
たとえば、一時的に営業利益率が10%を下回る年があったとしても、自己資本比率や現金等が増えているようならOKとするなど
完璧に指標のとおりとするのではなくあくまで指標は目安で総合的に判断する必要があります。
逆に絶対に気をつけたいのは罠銘柄を掴まないということ。
明らかに配当性向が高すぎたり、自己資本比率が低すぎるような場合、危険な罠銘柄である可能性が高く、この罠銘側をはじくだけでも投資成績は好転すると実感しています。

好財務の優良銘柄は、バリュー株も多くキャピタルゲインも期待できるものが多いです。
ぜひ、この魚の釣り方を覚え経済的自由を手に入れていきましょう。
今回は以上です。