
お金について勉強したいのですが、何か役立つ資格とかありませんか
このような疑問に対して記事を書きました。
この記事を読んでわかること
- 資産形成に役立つ資格は「簿記」と「FP(ファイナンシャルプランナー)」
- 簿記を学習するメリット
- FPを学習するメリット
- 資格のステップアップ法
お金の悩みをお持ちの皆さま

こんにちは、わたしはサイドFIREを目標に、資産形成に励む40代凡人会社員「ひでお」です。
老後問題や年金問題、社会保障改悪問題など、日々、わたしたちの今後の生活を脅かすニュースが報道され不安になりますよね。
そんな中、こんな悩みをお持ちではありませんか?
- お金について勉強たいけど何からやったらいいのかわからない
- 本当にためになる資格を取得したい
- 少しでも今の生活を豊かにしたい
- 実用的な資格を取得したい
もしこの中に一つでも当てはまる方がいましたら、今回の記事はあなたの悩みを解決するきっかけになると思います。
わたしは2020年頃から、本格的に資産形成を始め、およそ5年で、資産が2,000万円に到達しました。
わたしは決して収入が多い訳ではなく、家族も4人「わたし、妻、子供2人」いるので、決して日々の生活にゆとりがある訳ではありません。
そんな中で、資産を順調に増やせているのは、「お金の正しい知識」を身につけたからです。
今回は、わたしが実際に勉強して良かった「お金の正しい知識を身につけることができる資格」について紹介していきます。
資産形成に役立つ資格は「簿記」と「FP(ファイナンシャルプランナー)」
さっそくですが、お金の勉強(つまり資産形成)に役立つ資格はこの2つです。
資産形成に役立つ資格
- 簿記
- FP(ファイナンシャルプランナー)
理由は、お金についての基礎を学ぶことができるからです。
このお金についての基礎があると、節約に役立つことはもちろん、投資に必要な知識が身につくので資産形成に役立ちます。
しかも、どちらも割と簡単に取得することができるので、コスパ、タイパがとても高いのです。

「簿記」も「FP」も3級であれば、3ヶ月勉強したら十分取得できます。
FP(ファイナンシャルプランナー)を学習するメリット
FP(ファイナンシャルプランナー)は、お金に関して幅広い知識を習得することができる資格です。
FPを学習するメリット
- 社会保障について学べ「必要な保険、ぼったくり保険」が分かる。
- 税金についての知識を学べて「賢く節税」ができる。
- 金融資産運用について学べて「投資」の選択肢が広がる。

特に、社会保険の手厚い保証を知ることで、いかに民間保険の大半が不要なのかわかります。
また、投資をするにも「PER」「ノーロードファンド」「為替差金」など専門用語ばかりで頭が混乱しがちですが、こういった用語などの基礎を学べるので、投資の選択肢も広がりますよ。
具体的に、FP(ファイナンシャルプランナー)で学習するのは「6分野」になります。
FPで学べる分野
- ライフプランニング
- 資産運用
- 保険
- 税金
- 年金
- 相続・贈与
つまり、FPを学ぶことでお金の「攻め」と「守備」について、幅広く知識を習得できるので
資産形成に必須スキルである「節約」と「投資」の基礎固めができるようになります。

もちろん、知識を身につけただけでは宝の持ち腐れなので、学んだことを実践していくことで知識を活かせるようになります。
また、お金に関する書籍を読んだときに、内容の理解度が段違いで上がります。
この本は、庶民でも再現性高く小金持ち(資産5,000万円以上)を目指すための内容をこれでもかって盛り込んである良書です。
もちろん、FPを学ぶ前でも分かりやすい内容となっています。
でも、FPを学んだ後だと理解度が段違いで上がります。
というのも、FPで学んだ内容の実践編の内容なので
- FPで基礎知識や用語を広く学ぶ
- 書籍「お金の大学」で日常生活で実践
とてもシナジーが高いのです。

わたしも、FPを取得した後で、「お金の大学」を読んだのですが
この部分はFPで学んだ内容のことだ!と理解できる部分が結構あって、分かりやすすぎました。
もちろん、「お金の大学」に限らず、資産形成系の本とも相性は抜群!
それだけFPを学ぶと、お金に関する基礎知識が身に付くことがわかります。
FP(ファイナンシャルプランナー)3級の学習期間
FPは、そんなに難しい資格ではありません。
毎日1〜3時間程度勉強したら、1〜3ヶ月もあれば十分合格できるコスパが高い資格です。

わたしはFP3級、FP2級両方、3ヶ月の学習期間で試験に合格することができました。
FP(ファイナンシャルプランナー)3級の学習方法
FP3級は、市販されているテキストと問題集を繰り返しやることで、十分試験に合格できます。
つい、資格と聞くと資格の学校や高額な講座を受講しないといけない気がしますが
FP3級については、市販の学習教材を使った独学で十分合格できます。
理由は、暗記することが大半なのと教材もクオリティが高く、何より試験も比較的難易度が低いからです。
わたしは、この教材のみで合格することができました。

参考にリンクを貼っておきますが、最新版かどうかを確認し、必ず最新版を使って学習するようにしてくださいね。
教材を読んで、問題集を3週もしておけば、十分合格レベルの知識は身に付くようになっています。

合格率も70%以上なので、腕試しだと思って受講してみましょう。
仮に、試験に合格できなくても、十分知識は身についているので安心してくださいね。
受験手数料は、日本FP協会だと学科4,000円、実技4,000円、合計8,000円で受験できます。
(参考)日本FP協会HP
簿記を学習するメリット
簿記もFP同様に、お金に対する実用的な知識が身に付く資格です。
具体的には
企業や個人事業主が、財務諸表(貸借対照表、損益計算表、キャッシュフロー計算表)を作成するため技術のことで
世界中のどんな会社でも必ず簿記を使用して経営が行われています。
つまり、世界共通のお金に関する共通言語のようなもので、会社を経営するなら絶対に必要なものなんです。

それなら、会社の経営者や経理の人には役立つかもですね。
でも、われわれ一般人には関係ないのではないですか?
それが、われわれ個人も学ぶメリットがたくさんありますよ。

その会社経営に必須の「簿記」の知識がなぜ、われわれのような庶民に関係するかというと
簿記の知識が、資産形成にはとっても役立つからなんです。
具体的にはこんなメリットがあります。
簿記を学習するメリット
- 家計簿をつけるのに役立つ
- 投資に役立つ
- 副業に役立つ
- 資産形成に関する本の理解度が段違いにUP
家計簿をつけるのに役立つ
簿記は、簡単にいうと帳簿をつける技術なので、会社に限らず、家計簿をつける時にも大いに役立ちます。
簿記の知識がなければ、「何を」「いくら」使った、入ったしか家計簿には登場しません。
でも、簿記の知識があれば「資産」と「負債」、「売上」と「費用」という概念を学ぶことができます。
資産と負債の例
「住宅」を購入したとき、多くの人は「資産」を手に入れたと考えます。
実際に「住宅」の購入は「資産」としての側面があります。
でも、その裏側では、「現金の減少」または「住宅ローン」が発生しています。
特に、住宅ローンを組むということは、貸借対照表上では、負債が計上されることになります。
- その負債が「ローンの元本返済」及び「利息の返済」という「費用」を生み出す。
- また「家」は購入した瞬間から資産価値が7割になると言われており、3割を評価損として資産が減少する。
つまり、「資産」の増加より「負債」「費用」の方が実は増加しているということが「現実的に見える化」できます。
この簿記の知識があることで、「夢のマイホーム」が実は「負債と返済製造装置」でもあることをしっかり把握することができます。

ハウスメーカーは、この負の現実をなるべく説明せず、夢のマイホームなど、感情を揺さぶるマーケティングを仕掛けてきます。
この現実を把握しているのといないのでは、その後の資産形成に大きく差が生まれます。
どうしても持ち家が必要な場合でも、「中古物件を購入する」「住宅ローンはなるべく少額に抑える」こういったベストな選択肢も検討できるようになります。
つまりハウスメーカーのマーケティングにまんまとハマらず、感情に流されない現実的な選択ができるようになるのです。

なぜ、資産家は持ち家ではなく賃貸派が多いというのも、こういった資産と負債のからくりがあるからだと理解できると思います。
投資に役立つ
簿記の知識は投資をする際にも、めちゃんこ役立ちます。
具体的には、企業の業績や資産状況を決算短信などで分析を行うとき
簿記の知識がないと正直全くチンプンカンプンになると思います。
でも簿記の知識があると
- 「営業利益」が増えているから業績の調子がいいなー
- 「経常利益」が減っているから資産運用を失敗したなー
- 「設備投資」が増えているからこれから業績が回復するかも
- 「長期負債」が増えているから資金繰りが苦しいのかも
このように表面に出ていない企業の裏側の事情を一歩も二歩も踏み込んで分析ができるようになります。
企業分析の例
たとえば
- TVCMをガンガンだして業績が絶好調に見えるR社が、実は借金経営で「財務状況は火の車だった」とか分かると、怖くてとても投資できません。
- 反対に、斜陽産業でパッとしない印象だったB社が、業績絶好調で好財務企業だったとしたら、安心して投資もできるようになります。

わたしも、企業の決算などを分析できなかったときは、好調だと思っていた企業の株価が暴落して大損することが何度もありました。
でも、簿記の知識で財務分析をしてから投資をするスタイルにしたことで、投資成績も安定してきています。
このわたしの投資成績が上がった記事はこちらです。
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副業に役立つ
簿記の知識は、副業をする際にも役立ちます。
というのも、副業を行うということは「給料収入」ではなく、個人事業主として「事業所得」を得ることになり
事業所得は自分で帳簿をつけたり、確定申告を行うことになります。
この帳簿作業や確定申告には、簿記の知識は必須です。
この作業を税理士に依頼することもできますが、費用が高額になるので、事業が軌道に乗るまでは自分でやっていくことが大半です。
資産形成の書籍の理解度が抜群に上がる
簿記は、資本主義社会の必須スキルだと言われています。
つまり、資本主義の成功者だと言える資産家は、簿記や会計についての知識がある方が多いです。
そのため、成功者が「資産形成について」書いた著書は、簿記や会計についての知見について書かれていることが多いです。
たとえば、私の人生に大きな影響を与えた一冊「金持ち父さん貧乏父さん」は
簡単に言えば「資本主義で勝ち残りたいなら、負債ではなく資産を増やしていくべき」という内容になっています。
書籍の中でも「貸借対照表」や「損益計算書」を用いて
- なぜ一般の人が資産家になれないのか
- 資産家になるためにはどうしたらいいのか
このロジックが繰り返し解説されています。

この本を読んだことで、私は資産形成をスタートすることができたので、名著中の名著です。
お金に対する常識が180°変わりますので、ぜひ一読をおすすめします。
この「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズは、簿記を学習してから読むとびっくりするくらい内容が理解できます。
金持ちは、負債ではなく資産を買うからますます金持ちになり
貧乏人は、負債を資産だと思い込んで買うからますます貧乏になるんだ
引用元:金持ち父さん貧乏父さん
この本をはじめ、資産形成に関する本は、資産と負債の重要性に触れてある内容が非常に多いです。

資産家こそ、資産の重要性を理解しており、感情に流されず、資産をコツコツ積み上げられていることがわかります。
簿記の知識がないまま資産形成の本を読んでもイマイチ本質をつかめないことが多いですが
簿記を学んでから資産形成の本を読むと、内容の本質を掴むことができるため、理解度が段違いに上がります。

このようにメリットがたくさんある簿記なので、ぜひチャレンジしてみましょう。
簿記3級の学習期間
簿記3級の学習期間は、一般的に1〜3ヶ月だと言われています。
ただ、簿記はFPより難易度が高いので、個人的には3〜6ヶ月は必要だと思います。

実際に電卓を使って計算する問題が多いです。
逆に実用的に学んでいけます。
わたしは毎日2時間程度勉強して3ヶ月で試験に合格することができました。
簿記3級の学習方法
簿記3級の学習方法は、2種類あります。
- 市販教材で独学
- スクールで学習

わたしは市販教材で合格しました。
使用した教材は参考でリンクを載せます。
わたしの学習方法は
- 簿記の教科書を、途中の問題を解きながら2週読む
- 簿記の問題集1周目:間違えた箇所はチェックしておく
- 簿記の問題集2周目:同様に間違えた箇所をチェックしておく
- 簿記の問題集3周目:間違えた箇所だけを解いていく
このような形で進めました。
比率としては、「教科書でのインプット3割:問題集でのアウトプット7割」といった形です。

途中でイマイチ理解できない箇所があっても、実際に問題を解くと理解できることが多いので
わからないところで止まらず、手を動かしながら進めることをおすすめします。
簿記3級の合格率は、30〜40%とやや難易度は高くなりますので、しっかり準備が必要です。

合格点は、100点中70点です。
独学が難しい場合は
簿記は、なかなか概念が理解しにくい部分もあり、独学では難しい人もいると思います。
そんな方におすすめしたいのは、スクールでしっかり学ぶということです。
FPと違い、簿記は概念自体が難しいので、わたしのように独学で勉強すると変な理解をする可能性もでてきます。
勉強を進めると絶対に分からない点がでくるので、即質問して解決できる環境は神的です。
どんなスクールを選んだらいいのかということですが、「リベシティ」でクレアールが優良スクールとして紹介されていました。
クレアールの特徴は圧倒的なコスパといういうこと。
クレアールの料金
- 簿記3級:10,240円(他社は25,000円以上)
- 簿記2級:34,000円(他社は80,000円以上)
また、教材のクオリティも高くクレアール受講者は高い合格率とのこと。
また、万一合格できなくても一年間の合格保証が付いており
一年間追加で受講・質問サポートが受けられる神サービス付きです。

こんなにいいスクールがあるのならわたしも受講したかったです。
もし、独学で挫折しかけている人などは、このような優良スクールの受講も自己投資としてありだと思います。
まとめ
今回の記事をまとめます。
資産形成に役立つ資格2選
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 簿記
FPを学ぶメリット
- 社会保障について学べ「必要な保険、ぼったくり保険」が分かる。
- 税金についての知識を学べて「賢く節税」ができる。
- 金融資産運用について学べて「投資」の選択肢が広がる。

社会保障や税金など、ふだん知り得ない知識が身に付きますね。
簿記を学ぶメリット
- 家計簿をつけるのに役立つ
- 投資に役立つ
- 副業に役立つ
- 資産形成に関する本の理解度が段違いにUP

一歩進んだ家計簿管理や投資に役立つスキルですね
どちらも学習期間は3ヶ月以内で合格可能な資格ですので、コスパが高い自己投資になります。
またFP、簿記ともに上位の資格にステップアップしていけるので、さらに学びたい人は上位資格にチャレンジしてみるのもありです。
- FP3級→FP2級→FP1級、宅建士、土地家屋調査士
- 簿記3級→簿記2級→簿記1級、税理士、公認会計士
わたし自身、この2つの資格を取得するための学習で身につけた知識で良いことが沢山ありました。
- お金に関する本の理解度が抜群に上がった。
- 投資で企業分析ができるようになったので成績が上がった。
- 経済ニュースなどの情報感度が上がった。
- 保険を見直しして固定費が大幅に見直しできた。
この知識の土台があったから、資産形成に関する書籍でインプットが沢山できて
効率的な節約と投資によって、資産も着実に増やせているので、知識と自己投資って本当に大切だと感じます。

一生使える知識・スキルになるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
それでは今回は以上です。