
資産形成を始めたいのですが、どれくらいを目指すべきですか?
これから1,000万円は目指せますか?

このような疑問に対して記事を書きました。
この記事を読んで分かること
- 資産1,000万円を超すと勝ち確定な理由
- 資産1,000万円に到達する方法
- 資産3,000万円を目指す方法
こんにちは、サイドFIREを目標に資産形成に励む、40代会社員「ひでお」です。
わたしは、2020年頃より本格的に資産形成を始め、資産2,000万円に到達しました。
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今回は、わたし自身の実体験から、「資産が1,000万円が勝ち確定な理由」と、「その到達方法」について紹介していきます。

お金に悩まれている方やこれから資産形成を始める方に参考になれば幸いです。
資産1,000万円を超すと勝ち確定な理由
さっそくですが、資産1,000万円になると勝ち確定です。
理由は次のとおりです。
資産1,000万円が勝ち確定な理由
- 資産1,000万円は少数派
- 資産形成の土台が固まっている
- 資産の増加速度が加速する

一つ一つ見ていきましょう。
勝ち確定理由1:資産1,000万円は少数派
資産1,000万円以上ある人は少数派になります。
1億円と比べるとインパクトが小さく感じますが、資産1,000万円に到達するって、結構凄いことなんです。
どれくらい凄いことか、データで確認していきます。
金融資産1,000万円以上の割合
| 単身世帯 | 2人以上世帯 | |
| 年代 | 割合 | 割合 |
| 20代 | 3.2% | 8.7% |
| 30代 | 12.7% | 18.4% |
| 40代 | 21.0% | 24.0% |
| 50代 | 23.8% | 28.7% |
| 60代以上 | 33.7% | 42.7% |
(引用元:金融広報中央委員会「2024 家計の金融行動に関する世論調査)
このように、資産1,000万円以上の割合は、どの年代でも上位層になります。
このうち、相続や退職金等でまとまったお金が入る可能性が少ない「20代〜40代」において、金融資産1,000万円以上保有している方は、かなり少数派になります。
つまり、特殊事情がなく資産1,000万円に到達している方は、資産形成レースにおいて「勝ち確ルート」を突っ走っているのです。
勝ち確定理由2:資産形成の土台が固まっている
資産1,000万円に到達する人は「資産形成の土台が固まっています。」(断言)
理由は、資産1,000万円は、家計管理や高い金融リテラシーがないと到達できない金額だからです。
具体的に、資産1,000万円以上ある方は、このような特徴があります。
資産1,000万円達成者の特徴
- スマホ、保険など「固定費」に無駄なお金を使っていない
- 借金や浪費癖がない
- 給料の中で一定割合を貯蓄・投資に回している
- 新NISA、iDeCoなどを活用して投資している

浪費癖のある人や借金体質の方だとまず到達できませんからね。
わたし自身、2020年頃から資産形成を始めた訳なんですが、ときどき不安を感じていました。
- 自分のやり方はこれでいいのだろうか?
- 貯金や投資の額はもっと増やした方がいいのだろうか?
- もっと違うやり方を試した方がいいのだろうか?
そんなわたしが、ターニングポイントだと思えたのが、資産が1,000万円になった時でした。

今の自分のやり方は間違えていないんだと思いました。
つまり、自分の資産形成の方法に確信できるのが「資産1,000万円」なんです。
人によってペースも違うとは思いますが、資産1,000万円に到達できたなら、資産形成の土台が固まっているのです。

実際に、わたしはそれ以降も順調に資産が増え続けています。
わたしの資産形成の状況については、毎月公開していますので、参考にしてください。
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勝ち確定理由3:資産の増加速度が加速する
資産1,000万円を超えると「資産の増加速度が加速」します。
理由は、資産が1,000万円あると「まとまった資金で投資ができる」からです。
わたしの経験上、資産形成に投資は必須!
投資でお金を市場に晒すことで、資本主義の恩恵を受けることができるようになります。

もちろん、投資といってもFXや仮想通貨のような投機的なことではなく、インデックス投資や高配当株投資がおすすめです。
たとえば、インデックス投資の王道「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称:オルカン」で、投資をした場合
オルカンの過去平均リターンは年7%程度なんですが、投資金額によって期待リターンは大きく変わります。
期待リターン比較
- 100万円をオルカンに投資した場合:
→1年で7万円増
→10年で約96万円増
- 1,000万円をオルカンに投資した場合:
→1年で70万円増
→10年で約960万円増
このように、投資で受けることができる期待リターンは、投資金額が多ければ多いほど有利になります。
100万円を投資に回すと10年後の資産総額は「約196万円」ですが
1,000万円だと10年後の資産総額は「約1,960万円」が期待できるのです。
「資産1,000万円までが一番時間がかかって辛かったけど、そこから先はいつの間にか資産が増えた」
資産形成をされている方は共通してこういわれます。

わたし自身の経験からも、資産額が増えれば増えるほど、資産の増加速度が早くなっていることを実感しています。
繰り返しますが、資産1,000万円に到達すると、投資の恩恵を受けることができるので、加速的に資産が増加していきます。
資産1,000万円に到達する方法
これから資産形成を始めたい方に向けて「資産1,000万円に到達する方法」を紹介します。
資産1,000万円到達方法
- 資産形成マインドになる
- 家計管理「固定費の削減」
- 先取り貯金
- 貯金の一部を積立投資
実際にわたしはこれだけで資産2,000万円以上に到達しましたので、かなり「再現性が高い黄金ルート」だと思っています。
このわたしの資産形成方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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凡人でも1,000万円の資産形成に成功した方法(再現性高め)
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この方法の良いところは、「再現性が高く、継続すると効果が高い」ことです。
何か特殊な知識が必要だとか、難しいことをやる必要がありません。
ただ、節約や継続的に投資を行うことになるので、消費や浪費に喜びを感じている人にとっては苦痛な面もあるかもしれません。
そんな方は、最初に資産形成を行うメリット「期待リターン」を確認していきましょう。
わたし自身、月に10万円貯蓄・投資に捻出していますが、それだけメリット「期待リターン」があると考えているからなんです。

節約・投資をやるにしても、その先のビジョンが見えないと長続きしないです。
それでは、毎月一定額を積立投資をした場合のシミュレーションをしていきます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の過去平均リターンが7%で計算します。
月5万円積立
| 種類 | 年利 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 |
| 貯金 | 7% | 300万円 | 600万円 | 900万円 | 1200万円 | 1500万円 | 1800万円 |
| 投資 | 356万円 | 855万円 | 1,556万円 | 1338万円 | 2415万円 | 4047万円 | |
| 運用益 | 56万円 | 255万円 | 656万円 | 2538万円 | 3915万円 | 5847万円 |

なんと、15年間かけたら、1,000万円は十分到達できることがわかりました。
短期間でいきなり大きく増えることはありませんが、再現性が高い資産形成が期待できます。
もっと早く資産を形成したい方は、毎月の積立額を増やすことで期待値も上がっていきます。
今度は、月10万円積立した場合のシミュレーションです。
月10万円積立
| 種類 | 年利 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 |
| 貯金 | 7% | 600万円 | 1200万円 | 1800万円 | 2400万円 | 3000万円 | 3600万円 |
| 投資 | 712万円 | 1711万円 | 3111万円 | 5075万円 | 7830万円 | 11695万円 | |
| 運用益 | 112万円 | 511万円 | 1311万円 | 2675万円 | 4830万円 | 8095万円 |

月10万円積立を継続すると、期待リターンもすごいですね。
このように、資産形成を行うことによるメリット「期待リターン」が分かると目的が明確になるので、おすすめです。
もちろん、投資は常に右肩上がりで資産が増えていく訳ではありません。
損失が出る年もあれば、大きく期待リターンを上回る年もあります。何なら暴落で資産が大きく減少することもあります。

わたしも投資を始めてから、2度暴落を経験しました。
ただ、10年以上長期的に投資を継続すると、歴史的にリターンは平均値「オルカンなら年7%」に収斂されていく傾向にあります。
だから1年とかの短期目線ではなく、あくまで目線は長期においておくことをおすすめします。

逆に10年以上継続できる方法でないと途中でしんどくなって挫折してしまいます。
投資に限らず、節約も、自分の収入や環境に合ったやり方で継続することが大切です。
資産1,000万円から3,000万円に増やす方法
続いて、資産1,000万円から3,000万円に増やす方法です。
結論から説明します。
これまでの方法をただ続ける
ずばり、資産1,000万円に到達した方に必要なのはこれです。
「これまでの方法をただ続けるだけ」
ほんとうに、これだけなんです。
これだけで、どんどん資産が増え、3,000万円に到達できるでしょう。
しかも、前述しましたが、資産1,000万円からは資産増加速度が加速するのです。

これは複利の力が働くからなんです。
実際に、年利7%のオルカンに月10万円積立した場合
- 0〜1,000万円:約6年8ヶ月
- 1,000万円〜2,000万円:約4年7ヶ月
- 2,000万円〜3,000万円:約3年6ヶ月
このように、どんどん資産形成速度が早くなっていきます。
つまり、資産1,000万円に到達した方は、これまでとおりの方法を継続するだけで、より加速的に資産形成ができてしまいます。
資産形成で注意しなければならないこと
反対に、注意しなければならないこともあります。
注意
大きな出費には注意する。
資産が大きくなると、つい大きな出費をしてしまうことがあります。
- 新車
- ハイブランド
- 住宅
- 旅行
もちろん、これらの出費が全て悪い訳ではありません。
しっかり家計管理ができて、予算の範囲内での出費なら何も言うことはありません。
ただ、高額な出費に関しては、資産形成途中においてはNGです。
もちろん、ライフステージに応じて車や住宅購入も必要になるかもしれません。
これらも、やり方次第では大きな出費を抑えることができます。
- 住宅購入→賃貸(または売却時に資産価値が増える住宅)
- 車購入→中古車(または売却時に資産価値が増える車)
- ハイブランド→ユニクロ
特に、資産形成において、見栄への出費はNGです。
ようは、お金持ちになるためには、負債ではなく、資産(価値のあるもの)を購入する必要があります。
世界的ベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」から名言を引用します。
お金持ちは資産を手にいれる
中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む
この言葉は、まさに資産形成の本質だと思います。
ちなみに、「金持ち父さん貧乏父さん」は、資産形成をされる方にはとってもおすすめな一冊です。

わたしの資産形成のきっかけをくれた本です。
今でもたまに読み返しています。
見栄や世間体のための出費は、資産ではなく負債なので、使えば使うほど懐からお金を奪っていきます。

高額な物を購入する場合は、「資産」か「負債」かを意識したいですね。
繰り返しますが、資産形成において高額な出費は要注意!
どうしても必要な場合は、次のことを意識してみましょう。
- 代替案を検討する
- 「資産」か「負債」かを意識し出費
- しっかり予算を決めて、予算の範囲内で出費

支出管理は資産形成にとっても大切なので、見直してみましょう。
貯金が資産形成(特に資産形成初期)において、かなり重要なファクターであることは、この名著でも力説されています。
まとめ

今回の記事をまとめます。
資産1,000万円が勝ち確な理由
- 資産1,000万円は少数派
- 資産形成の土台が固まっている
- 資産の増加速度が加速する
資産1,000万円に到達する方法
- 資産形成マインドになる
- 家計管理「固定費の削減」
- 先取り貯金
- 貯金の一部を積立投資
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凡人でも1,000万円の資産形成に成功した方法(再現性高め)
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資産1,000万円から増やす方法
- これまでの方法をただ継続する
- 大きな出費「負債」への出費に注意する
本当に資産1,000万円に到達すると、努力の方向性が間違えていなかったと確信できるし、わたしの経験上、実際にそこからの資産増加速度も加速していきます。
だから、騙されたと思ってまず1,000万円を目指して欲しいと考えています。

わたし自身、資産1,000万円から2,000万円までは割と一瞬で増えました。
最後に、わたしは完全に自己流で資産形成をしている訳ではなく、多くの書籍から学びを得ました。
書籍から得た知識がなかったら、わたしは途中で行き先を見失って退場していたでしょう。
資産形成には知識は絶対的に欠かせないので、資産形成をしたい方にはとってもおすすめです。
こちらの記事で、特におすすめな書籍を5冊紹介しています。
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それでは今回は以上です。

